2012年12月13日木曜日

第2回あらしやま大学開催レポ♪


こんにちは!

先日12月8日(土)、第2回あらしやま大学を開催しました。

今回も会場は嵐山にある、嵯峩螺鈿・野村の工房をお借りしております。

この日から嵐山 花灯路が始まるので、工房横のお店にはお客様も沢山いらっしゃいました。


今回の講師は、
フロッキーアーティストであり、
株式会社ティーヘッド代表の吉田 貴志さんです。

そもそもフロッキーとの出会いは、
以前のお仕事先の関係でご年配のフロッキー職人の方と運命の出会いを果たし、
その魅力に惚れ、修行を積まれたとの事。
なんと、日本でも手作業でフロッキー加工をされているのは吉田さんだけとおっしゃてました。


実際にお仕事で使用されている道具と映像を用いて
お仕事の流れを説明いただきました。

このように実際に使用されている道具をお持ちいただけるのもあらしやま大学の特徴です。
普段は見れないですよね。

道具からは、作り手さんの愛着、愛情が凄く伝わってきます。


フロッキー。
お話によると、身近な所では電車の椅子の素材に使用されているとの事。

思わず講座の後、電車の椅子をじっくり触ってしまったのは
言うまでもありませんね。(笑)


写真右:吉田さんの手作業でフロッキー加工されたもの

写真左:市販のフロッキーシートを用いたもの(比較の為にお持ちいただきました)


写真右側の方が毛が長く、柔らかく、とっても温かみがあります。

もちろん触ると一目瞭然!!! (分かりにくくてすいません)





そして、今回はフロッキーの材料もお持ちいただきました。
瓶の中に指を入れると、指先に素材が付きます。
少し湿度がありました。



将来的な展望として、布以外の素材にもフロッキーを用いて
商品の幅を広げたいとおっしゃていました。う~ん、楽しみですね!!

参加者の方と早速商品のご依頼があったりなど、あっという間の1時間となりました。

講師と参加者の距離が近く”対話”が出来るのも良い所ではないでしょうか。



という事で、今回も皆さんでパチリ♪



ありがとうございました。

次回の開催日は調整中ですが、また来年お会いしましょう。
またBlogでご案内させていただきます。

◆最後になりましたが、
今回の講師をしていただいた吉田貴志さん、ありがとうございました。
商品はこちらからご覧&購入いただけます。
http://beanxious.com/ 
http://ameblo.jp/be-anxious/

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【お問い合わせ先】
あらしやま大学事務局:嵯峩螺鈿・野村(さがらでん・のむら) 担当:野村真理
tel:075-871-4353(10:00~18:00)
E-mail:arashiyamadaigaku@gmail.com
URL:http://www.kyoto.zaq.ne.jp/sagaraden/

2012年12月4日火曜日

いよいよ今週末になりました!


こんにちは。

第二回あらしやま大学の講師に来ていただくティーヘッド様の商品が、

秋冬仕様になりました★!!

講座の方ですがありがたい事に早くも定員に達しました!!

ありがとうございます。

リクエストもあり、、、若干数お席を追加でご用意しています。

ご検討中の方はぜひとも以下URLもしくはFacabookイベントページからお申込みお願いします。

日時は・・・12月8日(土)14:00~15:30 
会  場・・・嵯峩螺鈿・野村(JR嵯峨嵐山駅徒歩10分)

お申込みフォーム https://ssl.form-mailer.jp/fms/07837a2e183401 

Facabookイベントページ  http://www.facebook.com/events/512683062093982/ 


さて、ここからは商品のご紹介を・・・。



大きい写真だと分かりやすいと思いますが、、、、

とさかの部分などがフロッキーとなっています!!!!


 こちらはうさぎ全体がふわふわしてます★!!


雪柄は冬に着ると可愛いですよねー♪


当日は展示販売も行っております。

お近くにお店がない、実際に商品が見たい~~、という方はぜひともお越し下さいね。


当日の講師の方、会場など詳しくはこちらをご覧ください。
http://arashiyamadaigaku.blogspot.jp/2012/10/2.html 

2012年10月15日月曜日

◇◆第2回あらしやま大学開講のお知らせ◆◇


みなさんこんばんは!

あらしやま大学からのお知らせです。
あらしやま大学とは?→こちらをご覧ください。

◇◆第2回あらしやま大学開講のお知らせ◆◇

⇒今回の講師は

次世代にも伝えたい!!包まれるような優しい手触り!
あっと驚くモノ創りを手掛ける、
ふわふわフロッキーアーティスト♪




1.【ふわふわフロッキー】
フロッキーアーティスト
株式会社ティーヘッド吉田 貴志さん

2005年創業、代表取締役/フロッキーアーティスト。
独自開発した技術により直植毛(じかしょくもう)フロッキーを衣料品等に用いる。
デザインから製版、シルクスクリーン捺染め、フロッキー加工までの全ての工程を社内で一貫しておこない、大手服飾関係メーカーやデザイナー等からデザインを含めた受注生産と自社ブランド「beanxious」商品を展開。
「Y’s」や「ARTPHERE」などとのコラボレーションも行っています。

◆ホームページ ◆blog  ◆face book  


皆さん、フロッキー、ご存知ですか?
写真のようなこのふわふわした直植毛(じかしょくもう)を指します。

吉田さんと初めてお会いし、このフロッキーを触った時の感触の良さといったら!!!!!
なんだか幸せになれるような”優し~~~い手触り”にビックリした事を覚えています。


現在、この「フロッキー加工」の多くは熱転写用のフロッキーシートを使用しているようなんですが、

今回は、京都府下にて1枚1枚手作業で「フロッキー加工」を行っています。


写真のように、1枚1枚フロッキーを付けていくんです。

実に作業時間は、Tシャツ1枚に1週間。



Tシャツなど、大人だけでなく、子供やファミリーで着られるCOOLでオシャレなデザインです。


また有名デザイナーとのコラボレーション作品も展開しています。



なぜ手作業にこだわるのか?
機械のフロッキー加工とはどう違うのでしょうか?


今後このようなものづくりをしてみたい学生さん、

また、まだまだ可能性が広がるフロッキーを自分の目で見てみたい、

このTシャツ可愛い!という方、
少しでもご興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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スケジュール (90分)

14:00 会場(10分前から受付)

14:15 フロッキーアーティスト吉田さんよりお話&実演
          (フロッキーとは何なのかなど初歩的な事から、実演を交えながらお話、
          参加者の方と交流いただけます。)

15:00 交流タイム 
     展示販売も行っています 「beanxious」商品についてはこちらをご覧ください。

15:30 講座終了 

※スケジュールは当日の進行状況により変更になる場合があります。ご了承ください。

お申し込みはこちらからお願いします。
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日  時:2012年12月8日(土)14:00〜15:30 ※10分前から受付開始

会  場:嵯峩螺鈿・野村 (京都市右京区嵯峨釈迦堂大門町26) 

M A P:コチラ(google mapへリンクします)

最寄り駅→JR山陰線「嵯峨嵐山」駅、京福「嵐山」駅 共に徒歩10分

講座費 :1,500円(学生500円)※受付で学生証の提示をお願いします

定  員:10名
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【お問い合わせ先】
あらしやま大学事務局:嵯峩螺鈿・野村(さがらでん・のむら) 担当:野村真理
tel:075-871-4353(10:00~18:00)
E-mail:arashiyamadaigaku@gmail.com

2012年2月29日水曜日

第一回あらしやま大学開催レポ♪その2


ではお2人目の講師
寺島保太良商店さん 寺島大悟さんの講座レポです。
●寺島保太良商店=============
創業明治30年、金銀糸製造卸販売。京都の地場産業をはじめとして、
日本各地に金や銀の輝きを「糸のかたち」にしてお届けされています。
金銀糸を通じて、お客様や地域の「宝物づくり」をお手伝い。
HP  http://www7.ocn.ne.jp/~terayasu/
twitter https://twitter.com/intent/user?screen_name=terayasukinnshi
face book http://www.facebook.com/kyoto.kinginshi.terayasu
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◇◆寺島さんからのお話スタート!◆◇


寺島さんのお話もやはり参加者の方との対話からスタート。


金銀糸(きんぎんし)がどうやって出来ているか知ってますか?」


寺島さんがこの質問をすると、9割の方は金銀糸をご知らないとのことです。
しかし、寺島さんはそれを「可能性」と捉え、次世代の方に金銀糸を知ってもらおうとされている
とても温かく誠実なお人柄が印象的でした。
金糸銀糸はこれだけの種類があります!
帯用、刺繍用によって
糸のある部分に違いがあるとのこと。
お話は多岐に渡り、糸の太さの決め方は「糸の長さ」と「重さ」で決める事や、
金糸(きんし)をつくる時には「箔押し職人さん」が携わっているなど
具体的なお話ばかりで一同理解が早い!!

この箔押し職人さん、
和紙(60cm×125m)の上に接着剤として漆を塗り、そこに三寸七分の金箔を5600枚~5800枚を1枚1枚貼っていく作業を全て手作業で行っているようです。また箔押し職人さんのは京都府が97%のシェアをほこっているようです。

お次はお仕事のお話。
寺島さんは、金糸銀糸(きんしぎんし)屋として、京都だけではなく日本各地のお客様を回っておられます。

現在、金糸が使われている場所として、
水引き、小学校の旗、さらにはお相撲さんの化粧回しや緞帳

お客様には、淡路島などのだんじり祭りのお神輿などがあります。

最後に、「将来のビジョン」として。
独自に商品開発も行っている寺島さん。消費者に金糸を身近に感じてもらえるようにと
着用の戦国ジャケット、ハンチングを始めカッコイイ商品を作られています。

帽子の上に金糸を図柄のように並べ、
それを裁縫糸で帽子に縫い付けて作っています
帽子の裏はこんな感じ。
なるほど、黄色と銀の糸で帽子にくっついているようです。

かっこいい!
これらは全てオーダー商品。金銀糸を使ったその他の商品などはこちらから。

あっという間に時間は過ぎ、定刻の17時に。
名刺交換を始め、お互いの自己紹介や近況をシェアされていました。
最後に、講師の方を中心に
本日参加してくださった皆さんと記念写真




ありがとうございました~♪
次回第二回は5月頃開催予定です。またblogでも告知しますね。


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お一人目野村守さんのお話についてはこちら

あらしやま大学って何?はこちら

第一回あらしやま大学開催レポ♪

みなさんこんばんは!

先週末行われた「第一回あらしやま大学」について報告します◆◇


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講師は


 嵯峩螺鈿・野村 伝統工芸士 野村守さんと、寺島保太良商店 寺島大悟さんです!


お二人とも明治末に創業されている老舗企業さん。
講師を2名も呼ぶ、初回からかなり豪華な会になりました。


会場の雰囲気はこちら。


参加者と講師の距離が非常に近く、
アットホームな雰囲気に包まれた会場でした。
外は雪がちらつく、2月末にしては大変寒い1日。みなさんお越しいただきありがとうございます!!


嵯峩螺鈿・野村=================
明治末創業。京都で唯一の京漆器・螺鈿専門店。
螺鈿(らでん)職人としては京都で2人しかいないうちのお一人。
心が穏やかになるものを店舗横の工房で製作中。
HP こちら   face book こちら
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◇◆まずは野村守さんからのお話スタート!◆◇


まず「螺鈿(らでん)と聞いて何を思い浮かべますか??」という問いかけから入るなど、


終始参加者との対話を通してお話を進められていました。


材料(貝)はかなり厳選したものを仕入れられているようですが、
現在質の良い貝が少なくなってきており、職人さんの欲しい貝を仕入れるのは相当難しいようです!!


青貝として有名な、角屋旅館さんの「青貝の間」→こちら


実際に使用している貝を、職人さんご愛用の道具を使って切らせていただきました。
0.03ミリの貝を切るのは相当難しいようです!!


いざチャレンジ!

みなさん真剣!

気づけば、参加者全員が体験されてました。
みなさん切り方のコツなどを聞き、チャレンジされています!

また、野村さんは漆(うるし)塗りもされていますが、この漆は最高の接着剤だそうで
30年経ってもはがれてくることはないようです。
これは市販の接着剤よりも体験ベースだと長持ちするようです。
こうゆうところは、現在のように便利なものがなかった先人達の”知恵”を大切にしていですね。


話はさらに「研ぎだし」について。
要は、漆を塗った面に、先ほどの貝を張り付け、そこにさらに漆を重ね塗り、
後から貝を削り出すとのこと。
う~~ん、奥が深い。。
こんな感じでね、とまずはお手本。


「音」でちゃんと研げているか分かるそうです。

最後は表面を磨き、貝の輝きをプラス。


普段は店頭販売のみですが、一部webで商品が購入できるようです。
決して安くはない値段も、これだけの手間暇をかけていれば、
この値段は正しいのかも、と一同納得。→こちらこちら


質問はまだまだ続く中、お時間の都合により一旦終了。


さて次は
◇◆寺島さんからのお話!◆◇
、、、は次回ブログでお届けします!!→こちら



2012年1月26日木曜日

第1回あらしやま大学開講です♪

みなさんこんばんは!

あらしやま大学からのお知らせです。
あらしやま大学とは?→こちら

◇◆第一回あらしやま大学開講のお知らせ◆◇

⇒今回の講師は


次世代にも伝えたい!これを見た貴方は思わずうっとり!
キラキラ輝くあの商品を生み出しているお2人方です♪


【嵯峩螺鈿・野村さん 体験用の貝】




【 寺島保太良商店さん 刺繍用 正絹 釜平糸  】







1.【貝でキラキラ】
京都で唯一の京漆器・螺鈿(らでん)を支える
伝統工芸士、嵯峩螺鈿・野村 野村守さん

明治末に開業した嵯峩螺鈿・野村3代目。
職人としては30年余りのベテラン。螺鈿(らでん)職人としては京都で2人しかいないうちのお一人。昨年KBS京都「京bizS」へ出演。
螺鈿(らでん)は、京都迎賓館や正倉院の宝物にも使用されている、日本には奈良時代から続く技法です。
工房の横に店舗を構えており、お客様のニーズに合った商品作りを心がけているそうです。
◆HP こちら ◆face book こちら  




【ブローチ】
漆黒の中にむっくりと浮かび上がる螺鈿。
可愛いブローチ。
桜の花びらは1枚1枚を手作業で切り抜いているそう。
【人気の螺鈿・蒔絵体験】
工房の一角を使用して、体験工房の講師もされています。
昨年は100名を超える方に来ていただいているようです。
  





2.【糸でキラキラ】
金糸銀糸(きんしぎんし)製造卸として全国のお客様の宝物作りを応援されている
寺島保太良商店 寺島大悟さん

明治30年創業。昨年KBS京都「 京bizS 」へ出演。
金糸銀糸は、和装洋装問わず服飾デザインの世界に色彩にいっそうの輝きを与えています。また、大舞台を彩る劇場では緞帳や袖、大相撲の世界では力士が締める化粧まわしにも使用されている素材です。
寺島さんは、京都の地場産業をはじめとして、日本各地のお客様に金銀糸を通じてお客様や地域の「宝物づくり」のお手伝いをすることに思いを持って、京都の地で金糸銀糸の製作に関わっておられます。

◆HP こちら   ◆face book  こちら ◆blog  こちら  ◆twitter  こちら 



 【お祭りでの懸装幕
日本各地で営まれているさまざまな祭りの巨大な山車、神輿、
だんじりに装われる懸装幕に豪華絢爛たる輝きを添えています。
昔からのものづくりに使用されているんですね。



【純金刺繍ハンチング】
寺島保太良商店さんオリジナル商品。
現代のニーズに合わせた商品も展開されています。
ちょい悪さがまたカッコイイですね!




普通ではお目にかかれない商品を見る・体感する・気軽に会話する、

ここからみなさんの人生に何か刺激となることを願っています。


スケジュール


13:00 会場(10分前から受付してます)

13:15 嵯峩螺鈿・野村 野村守さんよりお話
(野村さんより30~45分お話いただき、その後質問タイム)

*10分休憩*

15:00 寺島保太良商店 寺島大悟さん
(寺島さんより30~45分お話いただき、その後質問タイム)
16:30 交流タイム♪

17:00 講座終了 
※スケジュールは当日の進行状況により変更になる場合があります。ご了承ください。

お申し込みはこちら

日  時:2012年2月26日(日)13:00〜17:00 ※10分前から受付開始
会  場:嵯峩螺鈿・野村 
アクセス:コチラ(google mapへリンクします)
最寄り駅→JR山陰線「嵯峨嵐山」駅徒歩10分
講座費 :1,500円(学生1,000円)※受付で学生証の提示をお願いします
定  員:10名

【お問い合わせ先】
あらしやま大学事務局:嵯峩螺鈿・野村(さがらでん・のむら)
tel:075-871-4353(10:00~17:00)
E-mail:arashiyamadaigaku@gmail.com

2012年1月21日土曜日

あらしやま大学開講します♪

あらしやま大学とは?


◆コンセプト◆ 




職人と消費者を繋ぐ架け橋” 






◆はじめに◆

嵯峩螺鈿・野村を会場とし、職人さんが講師、参加者が生徒となり


お互いが気軽に交流出来る場として2012年2月に京都嵐山にて開講します。 




職人と聞くと、なんだか寡黙で怖そう・・・と思われているかもしれませんが、


実際には話すのが大好きで社交的な職人さんもたくさんいます。


SNSを使いこなし販路を広げている方や、


商品の説明(プレゼン)を聞くと思わず


「それ下さい!!」と言ってしまいそうになる方などなど。。


あらしやま大学では、


そんな職人さんをお招きして


ものづくりの素晴らしさや、日本の美をたっぷり披露していただき、


参加された方にはたっぷり目を肥やしていただきたいと思っております♪


「若いうちに良いものを見て、目を肥やしておきなさい!」


と言われてはいるが実行していない方、、、今がチャンスですよ。(笑)




2012年は京都にはたくさんの方がいらっしゃる


「伝統工芸」に従事されている方を講師にお迎えする予定です。


では、、、みなさまどうぞよろしくおたのもうします。




※学校教育法上で定められた正規の大学ではありません。イベント名称として使用しています。