◇◆先週末行われた「第一回あらしやま大学」について報告します◆◇
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講師は
嵯峩螺鈿・野村 伝統工芸士 野村守さんと、寺島保太良商店 寺島大悟さんです!
お二人とも明治末に創業されている老舗企業さん。
講師を2名も呼ぶ、初回からかなり豪華な会になりました。
会場の雰囲気はこちら。
参加者と講師の距離が非常に近く、
アットホームな雰囲気に包まれた会場でした。
外は雪がちらつく、2月末にしては大変寒い1日。みなさんお越しいただきありがとうございます!!
嵯峩螺鈿・野村=================
明治末創業。京都で唯一の京漆器・螺鈿専門店。
螺鈿(らでん)職人としては京都で2人しかいないうちのお一人。
心が穏やかになるものを店舗横の工房で製作中。
======================== ◇◆まずは野村守さんからのお話スタート!◆◇
まず「螺鈿(らでん)と聞いて何を思い浮かべますか??」という問いかけから入るなど、
終始参加者との対話を通してお話を進められていました。
材料(貝)はかなり厳選したものを仕入れられているようですが、
現在質の良い貝が少なくなってきており、職人さんの欲しい貝を仕入れるのは相当難しいようです!!
青貝として有名な、角屋旅館さんの「青貝の間」→こちら
実際に使用している貝を、職人さんご愛用の道具を使って切らせていただきました。
0.03ミリの貝を切るのは相当難しいようです!!
いざチャレンジ! |
みなさん真剣! |
気づけば、参加者全員が体験されてました。 みなさん切り方のコツなどを聞き、チャレンジされています! |
また、野村さんは漆(うるし)塗りもされていますが、この漆は最高の接着剤だそうで
30年経ってもはがれてくることはないようです。
これは市販の接着剤よりも体験ベースだと長持ちするようです。
こうゆうところは、現在のように便利なものがなかった先人達の”知恵”を大切にしていですね。
話はさらに「研ぎだし」について。
要は、漆を塗った面に、先ほどの貝を張り付け、そこにさらに漆を重ね塗り、
後から貝を削り出すとのこと。
う~~ん、奥が深い。。
こんな感じでね、とまずはお手本。 |
「音」でちゃんと研げているか分かるそうです。 |
最後は表面を磨き、貝の輝きをプラス。 |
普段は店頭販売のみですが、一部webで商品が購入できるようです。
決して安くはない値段も、これだけの手間暇をかけていれば、
この値段は正しいのかも、と一同納得。→こちらとこちら
質問はまだまだ続く中、お時間の都合により一旦終了。
さて次は
◇◆寺島さんからのお話!◆◇
、、、は次回ブログでお届けします!!→こちら
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